春の訪れを告げる桜の花。横浜市内には美しい桜が咲き誇り、人々を魅了しています。今回は、横浜でよく見かける5種類の桜について、由来や開花時期、花言葉などをご紹介します。さあ、春の美しい桜を一緒に探索してみましょう 🌸
染井吉野(ソメイヨシノ)
ソメイヨシノは、日本の桜の品種の一つで、その美しい淡いピンク色の花で知られています。以下に、染井吉野に関する詳細をご紹介します。
起源と歴史
江戸時代末期に、現在の東京都豊島区駒込にあたる染井村で誕生しました。
植木職人たちが挿し木や接ぎ木で増やし、売り出された品種です。
最初は「吉野桜(ヨシノザクラ)」と名付けられましたが、後に「染井吉野(ソメイヨシノ)」と改名されました。
開花時期
関東地方では、3月下旬から4月上旬に開花します。
一週間程度咲き続け、美しい花を楽しむことができます。
特徴
ソメイヨシノは、最初の一本から挿し木や接ぎ木で増やしていったクローンです。同じ遺伝子情報を持つため、全く同じ花を咲かせます。
葉が出る前にピンクの花が咲き揃う特徴を持ち、大きくて整った花付きも良いです。
ソメイヨシノの寿命は約60年程度です。
40年ほど経つと衰弱し、50年を過ぎると幹が内部から腐りやすくなります。
ただし、適切な管理と環境整備で長寿命に育てることも可能です。
花言葉
ソメイヨシノの花言葉は「純潔」と「優れた美人」です。純潔は、同じ遺伝子を持つクローンであることから来ています。
名所
横浜三渓園:有料の日本庭園ですが、多くの人が花見をたのしんでいます。
大岡川:さくらはみなとみらいの河口から弘明寺まで桜並木が続き。毎年桜祭りが行われ弘明寺周辺には出店がでます。
さくらは、ソメイヨシノ・オオシマサクラ・ヤマサクラ・ヨコハマヒザクラ・ジンダイアケボノを見ることができます。
三ツ池公園:園内の池周りに色々な種類の桜をたのしむことができます。
ソメイヨシノは、日本各地で春に美しい花を咲かせ、私たちに感動と儚さを与えてくれます。春の訪れを楽しんでください 🌸
大島桜(オオシマザクラ)
起源と歴史
大島桜は、別名として「タキギザクラ」とも呼ばれます。美しい樹木は背が高く、20メートルほどの大きさになる傘状の形をしています。
特徴
オオシマザクラは、バラ科サクラ属に属する桜の一種です。
別名として「タキギザクラ」とも呼ばれます。
背が高く、20メートルほどの大きな傘状の形をした美しい樹木です。
開花とほぼ同時に葉が伸び始めます。
葉は桜餅の葉にも使うことがあるため、モチザクラと呼ばれることもあるそうです。
関東地方では4月上旬に開花し、一重咲きで大きな花を咲かせ、花弁の色は淡いピンクか白です。
突然変異により八重咲きのものも存在します。
花と葉は良い香りを放ちます。
花言葉
「心の美しさ」と「純潔」を象徴します。
白い色をしている美しい花から、「純潔」という花言葉が付けられました。
名所
箱根園や伊豆大島などで美しいオオシマザクラを楽しむことができます。
伊豆大島には樹齢800年以上の「大島の桜」があり、国の特別天然記念物に指定されています。
大島桜の美しさと香りを感じながら、春の訪れを楽しんでください 🌸
横浜緋桜(ヨコハマヒザクラ)
起源と歴史
日本の桜の品種の一つで、神奈川県横浜市港北区で誕生しました。この美しい桜は、早咲きの特徴を持ち、関東地方では3月中旬から咲き始めます。ソメイヨシノよりも開花が早く、春の訪れを感じさせてくれるのが魅力です。
1972年(昭和47年)頃、神奈川県横浜市港北区在住の園芸家が、カンヒザクラとオオシマザクラ、タカネザクラの交雑種のケンロクエンクマガイ(兼六園熊谷)を交配して作りました。
品種名は出生地である横浜と、花の色の特徴である緋色から名づけられました。
開花時期
横浜では、早咲きは概ね3月20日頃、遅咲きは4月10日頃から咲き始めます。
開花時期を調整できる特徴から、ソメイヨシノの前後に咲くように横浜緋桜を植えることにより、長期間花見を楽しむことができます。
特徴
花弁はソメイヨシノに比べて色が濃く鮮やかで、一重の平開咲をします。やや下向きの大輪の花を付けます。
葉の形が倒卵状楕円形であり、花序の形状が散房状です。花弁が楕円形で、花が紫ピンクの大輪の花です。これにより、カンヒザクラと区別できます。
花言葉
「純潔」
名所
横浜市中区の本牧山頂公園で見ることができます。また少し遅れて咲く白いヤマサクラや染井吉野、オオシマサクラと同時に楽しむことが出来ます。
オカメザクラ
起源と歴史
イギリスの桜研究家であるコリングウッド・イングラムがカンヒザクラとマメザクラを交配して作出しました。
「オカメ」は、日本の伝統的な女性の髪型である「おかめ髪」に由来しています。
オカメザクラの花が下を向いていることから、この名前が付けられました。
開花時期
関東地方では、通常は2月中旬から3月上旬に開花します。
満開の期間は約1週間から10日ほどで、開花情報を直前までチェックしておくことをおすすめします。
特徴
オカメザクラは、淡い紅色の一重咲きで、花弁が小さめです。
花が下を向いているのが特徴で、愛らしい姿をしています。
花言葉
オカメザクラの花言葉は「純潔」です。その美しい花姿から、清らかさを象徴しています。
名所
東京の中心地である日本橋では、あじさい通りと呼ばれる裏通りに広がるオカメザクラが美しい景色を作り出します。
日本橋あじさい通りのオカメザクラは、誰でも無料で鑑賞でき、ソメイヨシノよりも濃いピンク色が日本の中心地を華やかに彩っています。
横浜では、中区の大通公園に何本か植えられています。
河津桜(カワズザクラ)
起源と歴史
河津桜は、日本の桜の品種の一つで、静岡県の河津町で発見されたことから名前が付けられました。この美しい桜は、早咲きの特徴を持ち、関東地方では2月頃から咲き始めます。一般的に有名なソメイヨシノよりも早く開花し、春の訪れを感じさせてくれるのが魅力です。
開花時期
関東地方では、通常は2月初旬から3月初旬に開花します。
満開の期間は約1週間から10日ほどで、開花情報を直前までチェックしておくことをおすすめします。
特徴
河津桜は、オオシマザクラとカンヒザクラの雑種であり、大輪の花と紫紅の花弁の色、そして早咲きが特徴です。
原木のある静岡県河津町では、花期が1ヶ月と長く、美しい桜並木を楽しむことができます。
花言葉
名所
新川千本桜(八千代市): 新川沿いに約700本の河津桜が植栽され、ライトアップや桜まつりが開催されます。エコライトアップも実施され、夜間の美しい桜を楽しめます。
旧中川の桜(東京都江戸川区): 河川敷沿いに約275本の河津桜が咲き、ソメイヨシノなどと共演する美しい景観が広がります。
三浦海岸の河津桜(神奈川県三浦市): 三浦海岸駅から小松ヶ池公園までの約1kmに約1000本の河津桜が植えられており、ウォーキングしながら楽しめます。
西平畑公園の桜(神奈川県足柄上郡松田町): 眼前に富士山を望む絶景の場所で、河津桜が長い期間楽しめます。
河津桜の美しさを感じながら、春の訪れを楽しんでください 🌸
関連記事
コメント